4月1日、「クラスカ」「キッザニア東京」を手がけたUDS株式会社(以下、UDS)創業者・梶原文生氏と井庭の共著である「プロジェクト・デザイン・パターン – 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32」が翔泳社より発売されます。「企画を立てる力」は、これからの厳しい時代を生き抜くだめの必須能力。空間デザインのみでなく、様々な商品・サービスの企画を考えるうえで、役立つ内容です。ぜひ、「価値を生み出す企画」を考えるヒントにしてください。

 2014年より、鹿児島薩摩川内市や神奈川県海老名市などで産学連携による街づくりに取り組んできたUDSと井庭研究室。これらの共同研究がきっかけとなり、2015年の共同研究として、UDSでこれまで手がけた何百に及ぶプロジェクトに見られる成功の経験則をパターン化することとなりました。


プロジェクト・デザイン・パターンの表紙

プロジェクト・デザイン・パターンの表紙



 本書は、UDS創業者である梶原氏へのマイニング・インタビューを行い、様々な案件で見られる共通項をパターンとして抽出、言語化し、完成しました。その名も、「Project Design Patterns-プロジェクト・デザイン・パターン」。
日本初とも言われるデザインホテル「クラスカ」、「ホテルアンテルーム京都」、あの「キッザニア東京」などを手がけ、会社を牽引してきた梶原氏が長年プロジェクトを通して培ってきた企画のコツが、32のパターンでまとめられています。

梶原氏へのマイニング・インタビュー

梶原氏へのマイニング・インタビュー



 企画を立てる力は、今後、様々な企業で変化を求められる局面が増える中で、もはや必須能力になると梶原氏は言います。企画を立てることは、新しい価値を生み出すこと。人口が減り、消費が落ち込む中では、多くの人が「よい企画」を考える力を養うことが重要となってくるでしょう。
 本書は、32の企画のコツの中から自分の状況に合ったものを選び、読者個人個人に合った使い方ができるようになっています。また、企画者としてのオリジナリティや個性を育てていくための考え方も満載。UDSの得意な空間デザインや街づくりのみならず、どのような商品・サービスの企画でも当てはまるコツばかりです。
企画・プロデュース・新規事業に携わる際には、ぜひこの「プロジェクト・デザイン・パターン」を手に取ってみてください。きっと、自分らしくもあり、世に新しい価値が提供できる企画を立てるためのヒントが見つかるはずです!

プロジェクト・デザイン・パターンの中身

プロジェクト・デザイン・パターンの中身



【書籍概要】

『プロジェクト・デザイン・パターン – 企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』
著者:井庭 崇 、梶原 文生
発売日:2016年4月1日
(※電子版は4月中旬発売予定)

定価:2,200円(税別)

主要販売店: Amazon.co.jp リンクはこちら