制作サービスには2つのスタイルがあります

パターン・ランゲージを自分の組織やチームで制作したい! そんなご要望に応じて、クリエイティブシフトでは、2つのスタイルで制作サービスを行っております。

制作のお手伝いをする「制作支援」サービス:

  • 組織学習的な側面や、制作後の展開として、組織内で当事者意識を持つことに重点をおかれる場合。
  • 制作プロセスの細かな説明、ツールの提供、要所での共同作業、書き方のアドバイスなど、制作担当チームがつくられるプロジェクトに伴走します。

目的を伺い、クリエイティブシフトでつくりあげる「制作請負」サービス:

  • 担当チームのリソースが割けない場合や、出版やサービスでのツールとしての利用を前提としている場合。
  • 抽出対象となる対象者との連絡やインタビューの設定をクライアント様にお願いしています。その他はすべて弊社のみで進め、できあがったパターン・ランゲージを納品いたします。
  • 制作している現場にはいつでもご参加できますので、プロセスは体感していただけます。

ご要望に応じて、よい方法を一緒に考えていきますので、お気軽にご相談ください。
下記に、本サービスを利用して制作されたパターン・ランゲージのうち、公開されているものをご紹介いたします。

商品や制作に関するお問い合わせはこちら

制作をお手伝いしたパターン・ランゲージ

制作をお手伝いしたパターン・ランゲージのうち、公開されているものをご紹介いたします。

  • 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「トランスフォーメーションに対応するためのパターン・ランゲージ(略称トラパタ)」(2020年5月)

    気候変動、災害、感染症の拡大、それに伴う雇用不安定、株価の暴落、一方で AI やデータサイエンス等最先端技術の進歩により働く環境や生活スタイルも大きく変わってきている中で、IPAはDX推進に関する調査で得られた知見をベースに、デジタルに閉じない様々な変革(トランスフォーメーション)に組織や個人がどのように取り組めばよいかを考えるためのヒントを24の「ことば」にまとめました。

  • 川崎市幸区役所「つながる わたしとこのまち - 地域で暮らす人たちのつながりをつくるパターン・ランゲージ - 《まちパタ》」(2020年3月)

    幸区役所では、人生100年時代における「地域づくり」の一助となるよう、このパターン・ランゲージを作成しました。住民主体の地域の活動について、長時間にわたる住民とのインタビューや、普段の地域づくりの場における住民の方々との対話の内容の一つ一つから対応の秘訣を抽出・言語化し、30の「ことば」にまとめたものです。

  • 一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム「学校と地域をつなぐパターン・ランゲージ -社会に開かれた学校をつくる旅- 」(2018年3月)

    変化の激しい社会の中で、これからの社会を生きていく子どもたちを育てるため、島根県では「教育魅力化」の名のもと、学校と地域の協働が進められてきました。それらの取り組みを振り返ったとき、学校と地域の協働の推進に重要とされたのが「コーディネーター」と言われる存在です。そのため、「コーディネーター」の役割を担う人が、現場で一歩踏み出すためにこのパターン・ランゲージを制作することにしました。島根県内で実際にコーディネーターとして働いている人たちの日々大事にしていることや考え方、ふるまいなど、実際の経験則を抽象化し、42個の「ことば」とすることで、他の人と共有し、多くの人が実践できるようにしています。

    ※PDF資料をダウンロードするためのフォームに遷移します。資料の閲覧には必須項目の入力が必要です。

  • 川崎市「高齢者施設での人とモノとの関係性を考えるパターン・ランゲージ」(2018年3月)

    川崎市では、高齢者施設に焦点をあて、新たな製品・サービスを活用して、新たな価値を作り出そうと取り組んでいる方々のノウハウをまとめることにより、モノを活用しての「良い」プロセスを生み出していきたいと考えました。そこで、高齢者施設の関係者に対して実際に行っている工夫や秘訣についてじっくりとお話を伺い、製品・サービスを活用しながら高齢者施設の中で新たな社会的価値となりうる活動を生み出している法則(暗黙知となっている「コツ」)を探り、その中から抽出したヒントを、28個の「ことば」としてまとめました。

  • 川崎市「多様な人たちが輝くためのパターン・ランゲージ ~病気や障がいのある方を仲間に迎える際に読む本~(略称:キラパタ)」(2018年3月)

    川崎市では、障がい者雇用における「質」の向上を目指し、障がいのある方を雇用している企業、働く本人、企業と本人の双方を支えている方からじっくりとお話しを伺い、実際に行っている工夫や秘訣をまとめたものとして、2016年に「障害者の活躍を生み出す働き方をつくるパターン・ランゲージ」を発行しました。今回、その中から受け入れる立場となる企業向けの内容のみを取り出し、修正したものをキラパタとして発行しました。職場で繰り返される不安が起こりやすい場面や対話が難しくなる場面から、対話を通して問題を乗り越えていく考え方や方法を16のことばでまとめています。

  • 川崎市「ウェルフェアイノベーションを生み出すパターン・ランゲージ」(2017年3月)

    川崎市では、新たな製品・サービスの創造に向けて取り組んでいる方々のノウハウをまとめることにより、「産業と福祉のハブ機能」としての役割をこれまで以上に果たすとともに、ウェルフェアイノベーションを進める関係者の集積を促し「良い」プロセスを生み出していきたいと考えています。皆さんがニーズを掴む時、ビジネスとして生活を支えようと本格的に取り組む時、さらなる可能性を追求する時など、あらゆる場面の中で使うことができるように、30の「ことば」でまとめています。

  • 川崎市「障害者の活躍を生み出す働き方をつくるパターン・ランゲージ」(2016年3月)

    こちらは、障害のある方を雇用している企業、障害のある本人、企業と本人の双方を支えている方々が実際に行っている工夫や秘訣、解決方法から抽出したヒントを、雇用のためのパターン18個、働く本人のためのパターン12個、合わせて30個の「ことば」としてまとめたものです。その後、このパターンのうち雇用のためのパートは、より職場で使いやすくなるように再編集され、2018年3月に「多様な人たちが輝くためのパターン・ランゲージ」として発行されました。そのため、下記リンクからは働く本人のためのパートがご覧いただけます。

  • 一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区 まちづくり協議会「大丸有エリア防災 コンセプト・ランゲージ」(2016年3月)

    日本経済の中枢を担う大丸有エリアには、約28万人の人が就業しています。そのエリアの方々が、大震災などの有事のときに、どのように考えどのように行動するのか、準備しておくべきことやあらかじめ知っておいたほうがよい考え方などを12の「ことば」にまとめたものです。大丸有エリアとして、滞在者すべての安全と安心の確保をすべく、エリアの目指す防災対応を読み解いていくのに活用されています。